買取の前に

日本でも知名度が特に高い時計メーカーと言えば、ロレックスですよね。
今回はそんな馴染み深いメーカーの歴史について、簡潔に纏めてみました。

1905年にロンドンでドイツの実業家ハンス氏がウイスドルフ&デイビス社を設立しました。 今のロレックスの前身です。
当初の事業内容はスイスのメーカーと提携して時計を輸入販売するといったものでした。

彼は先見の明に長けており、懐中時計が主流の20世紀当時、まだ新しい技術だった「腕時計」の開発に着手しました。
そのなかで革新的な技術を次々と編み出し、腕時計の発展に大いに貢献しました。

1910年には腕時計初のクロノメーターの公式証明書を獲得しました。
当時まだ開発段階であった小型ムーブメントは、公式に認定されたものではならないと彼は主張しました。
その思想は現在においても継承されています。

1926年には世界初の防水時計「オイスター」が誕生します。
さらに1931年には自動巻機構「パーペチュアルローター」を考案、これも世界初の技術としてセンセーショナルを巻き起こしました。
他にもデイトジャストなど次々と新しい技術が生み出され、現在の一般的な腕時計はすべてロレックスから始まったといえます。

そんなロレックスが日本に参入したのは1963年頃の事。
当時の日本は高度経済成長期まっただ中であり、景気が上向き豊かになりかけていた時代です。
メーカーはそこにいち早く営業攻勢を仕掛けたのです。
生活に余裕が持てるようになり、国民達の贅沢嗜好が高まる中で、メーカーが打ち出したプロモーションは国民達に大きな衝撃を与えたと同時に、海外高級ブランドの認知に成功しました。

こうして人気、知名度ともに絶対的な地位を築き上げたロレックスの時計ですが、
それを持つことは財産を所有することでもあります。
理由は買取価格が非常に高いことです。
その買取価格は原価の50%~70%とも言われています。
景気が傾いた時期には、オーナー達が次々と手放し、買取業者に引き取りに来てもらうのだそうです。